2010年度
学会賞沿岸海洋生態系における動物プランクトンの機能的役割に関する研究
上 真一 (広島大学大学院生物圏科学研究科)
岡田賞北太平洋亜寒帯の海洋構造と動態の解析的研究
上野洋路(北海道大学大学院水産科学研究院)
モデルを用いた海洋プランクトン動態およびその物質循環における機能の解明
吉江直樹(愛媛大学沿岸環境科学研究センター)
宇田賞川と海の相互作用を基礎とした沿岸環境保全に関する研究と啓発活動
宇野木早苗(元 東海大学海洋学部・元 理化学研究所)
海洋・大気における化学成分の連続測定法の開発
紀本岳志(株式会社紀本電子工業)
環境科学賞生態学を基礎とした沿岸環境保全に対する研究と啓発活動
清野聡子 (九州大学大学院工学研究院)
日高論文賞Mechanism of currents through the straits of the Japan Sea: Mean state and seasonal variation. J.O., 64, 141-161, 2008.
辻野博之(気象研究所海洋研究部)
Iron, manganese and aluminum in upper waters of the western South Pacific Ocean and its adjacent seas. J.O., 64, 233-245, 2008.
小畑 元(東京大学海洋研究所)
奨励論文賞熱帯・亜熱帯貧栄養海域における新生産の評価. 海の研究, 18, 213-242, 2009.
塩崎拓平(東京大学大学院農学生命科学研究科)
2009年度
学会賞大気圏を通して海洋に運ばれる化学物質に関する研究
植松光夫 (東京大学海洋研究所)
岡田賞海洋における発色団含有溶存有機物の機能と動態に関する研究
山下洋平(マイアミ国際大学)
北太平洋亜熱帯前線の解析的研究
小橋史明(東京海洋大学海洋工学部)
宇田賞黒潮研究の推進と国内外の海洋学界への多大な貢献
今脇資郎(独立行政法人海洋研究開発機構)
日高論文賞Northward transport of Pacific summer water along the Northwind Ridge in the western Arctic Ocean. J.O., 63, 363-378, 2007.
須股 浩(北海道大学大学院地球環境科学研究院)
Evidence for grazing hypothesis: Grazing reduces phytoplankton responses of the HNLC ecosystem to iron enrichment in the western subarctic Pacific (SEEDS II). J.O., 63, 983-994, 2007.
津田 敦(東京大学海洋研究所)
奨励論文賞Mixed layer depth front and subduction of low potential vorticity water in an idealized ocean GCM. J.O., 63, 125-134, 2007.
西川史朗(気象研究所海洋研究部)
Nitrogen isotopic discrimination by water column nitrification in a shallow coastal environment. J.O., 64, 39-48, 2008.
杉本 亮(京都大学大学院農学部)
2008年度
学会賞海洋の中・深層における鉛直拡散強度の全球分布に関する理論的・観測的研究
日比谷紀之 (東京大学大学院理学系研究科)
岡田賞化学的手法による北極海の研究
川合美千代 (カナダ海洋省海洋科学研究所)
海洋大循環モデルを用いた中・深層を中心とする海洋循環場の研究
中野英之 (気象庁気象研究所)
宇田賞教育・啓蒙活動を通した海洋学への貢献
角皆静男 (北海道大学名誉教授)
オホーツク海の観測研究グループ代表者としての活躍
若土正暁 (北海道大学低温科学研究所)
日高論文賞Structure of the Tsushima Warm Current in the northeastern Japan Sea. J.O., 62, 527-538, 2006.
渡邊達郎 (水産総合研究センター日本海区水産研究所)
Sedimentary records of multidecadal-scale variability of diatom productivity in the Bungo Channel, Japan, associated with the Pacific decadal oscillation. J.O., 62, 657-666, 2006.
加 三千宣 (愛媛大学沿岸海洋科学研究センター)
奨励論文賞Water mass exchange and diapycnal mixing at Bussol’ Strait revealed by water mass properties. J.O., 63, 281-291, 2007.
小野数也 (北海道大学低温科学研究所)
Optimal primary production model and parameterization in the eastern East China Sea. J.O., 62, 361-372, 2006.
Eko Siswanto (名古屋大学地球水循環研究センター)
2007年度
学会賞数値モデリングによる海洋生態系に関する研究
岸 道郎 (北海道大学大学院水産科学研究院)
岡田賞潮汐過程がオホーツク海・北太平洋間の海水交換に果たす役割の研究
中村知裕 (北海道大学低温科学研究所)
海洋動物プランクトンの進化遺伝学的研究
町田龍二 (東京大学海洋研究所)
宇田賞波浪研究の展開および海洋理工学に関する研究教育拠点構築への貢献
光易 恒 (九州大学名誉教授)
日高論文賞Simulation of formation and spreading of salinity minimum associated with NPIW using a high-resolution model. J.O., 60, 463-485, 2004.
石崎 廣 (気象研究所海洋研究部)
Nutrient and plankton dynamics in the NE and NW gyres of the subarctic Pacific Ocean. J.O., 60, 93-117, 2004.
Paul J. Harrison (香港科技大学)
奨励論文賞N2fixation variability in the oligotrophic Sulu Sea, western equatorial Pacific region over the past 83 kyr. J.O., 62, 427-439, 2006.
堀川恵司 (高知大学海洋コア総合研究センター)
Formation mechanism of the cold-water belt formed off the Soya Warm Current. J.O., 62, 457-471, 2006.
石津美穂 (東京水産大学大学院水産学研究科)
2006年度
学会賞アロメトリーを応用した植物プランクトンの生物海洋学的研究
田口 哲 (創価大学工学部)
岡田賞熱帯の季節変動における大気海洋相互作用の研究
東塚知己 (東京大学大学院理学系研究科)
北太平洋の中・深層域に分布するプランクトン生物の生態学的研究
山口 篤 (北海道大学大学院水産科学研究院)
宇田賞日本の海洋研究の国際展開への貢献
James J. O’Brien (フロリダ州立大学海洋大気予測研究センター)
海洋学の普及・啓蒙および海洋観測技術と観測船運航のシステム化への貢献
中井俊介 (故人)
日高論文賞Variability of northeastward current southeast of Northern Ryukyu Islands. J.O., 60, 351-363, 2004.
市川 洋 (海洋研究開発機構地球環境観測研究センター)
Dissolved organic matter in oceanic waters. J.O., 59, 129-147, 2003.
小川浩史 (東京大学海洋研究所)
奨励論文賞Form drag caused by topographically forced waves in a barotropic β channel: Effect of higher mode resonance. J.O., 61, 197-211, 2005.
内本圭亮 (北海道大学低温科学研究所)
Day and nighttime changes in species composition of deep-sea demersal fishes. J.O., 61, 187-196, 2005.
末次貴志子 (環境省地球環境局)
2005年度
学会賞海水中の溶存気体をトレーサーとする海洋学的研究
蒲生 俊敬 (東京大学海洋研究所)
岡田賞黒潮・親潮前線間域における北太平洋中層水起源水の分布と循環の解明に関する研究
清水勇吾 (水産総合研究センター東北区水産研究所)
北太平洋における鉄の存在状態と鉄が生物生産に及ぼす影響に関する研究
西岡 純 (電力中央研究所)
宇田賞大学教育および国内・国際的諸活動を通しての海洋物理学への貢献
鳥羽 良明 (東北大学名誉教授)
生物海洋学の研究活動, 大学教育, ならびに国内外の学会・委員会活動を通しての海洋学界への貢献
谷口 旭 (東北大学大学院農学研究科)
日高論文賞Intermediate circulation in the northwestern North Pacific derived from surface floats. J.O., 59, 893-904, 2003.
岩尾 尊徳 (気象庁函館海洋気象台)
Effects of the anticyclonic eddies on water masses, chemical parameters and chlorophyll distributions in the Oyashio Current region. J.O., 58, 691-701, 2002.
日下部 正志 (放射線医学総合研究所)
奨励論文賞Transport of Oyashio water across the Subsurface Font into the Mixed Water Region and formation of NPIW. J.O., 59, 855-869, 2003.
増島雅親 (東京大学大学院理学系研究科)
Absorption of atmospheric CO2and its transport to the intermediate layer in the Okhotsk Sea. J.O., 59, 709-717, 2003.
大槻 晃久 (国立極地研究所)
2004年度
学会賞海洋中規模現象の力学特性の解明と変動予測への先駆的貢献
池田元美 (北海道大学大学院地球環境科学研究科)
岡田賞深層乱流に供給される内部波エネルギーの空間分布に関する数値的研究
丹羽淑博 (東京大学大学院理学系研究科)
西部北太平洋におけるハダカイワシ科魚類の生態に関する研究
杢 雅利 (水産総合研究センター東北区水産研究所)
宇田賞海洋観測技術の向上と世界海洋観測システムの構築に対する貢献
平 啓介 (日本学術振興会)
日高論文賞δ15N of PON and nitrate as a clue to the origin and transformation of nitrogen in the subarctic North Pacific and its marginal sea. J.O., 57, 285-300, 2001.
南川雅男 (北海道大学大学院地球環境科学研究科)
The formation and circulation of the intermediate water in the Japan Sea. J.O., 58, 197-211, 2002.
尹 宗煥 (九州大学応用力学研究所)
2003年度
学会賞海洋における有機物の特性とその動態に関する研究
田上英一郎 (名古屋大学大学院環境学研究科)
岡田賞物理・生態系結合数値モデルによる北太平洋の低次生産機構に関する研究
河宮 未知生 (地球フロンティア研究システム)
北太平洋における気候変動と循環に関する研究
小埜 恒夫 (北海道区水産研究所)
宇田賞オホーツク海の流氷に関する研究と啓蒙
青田昌秋 (北海道立オホーツク流氷科学センター)
日高論文賞Ice sheet-thermohaline circulation interactions in a climate model of intermediate complexity. J.O., 57, 481-494, 2001.
Zhaomin Wang (カナダ マクギル大学)
Basin-scale geographical patterns of bacterioplankton biomass and production in the subarctic Pacific, July-September 1997. J.O., 57, 301-313, 2001.
永田 俊 (京都大学生態学研究センター)
2002年度
学会賞黒潮の流路と流量の変動に関する研究
川辺正樹 (東京大学海洋研究所)
岡田賞海洋大循環モデリングを主体とした気候システムの研究
羽角博康 (東京大学気候システム研究センター)
海水中の微量金属 (特に鉄) に関する海洋分析化学的研究
小畑 元 (東京大学海洋研究所)
宇田賞北西太平洋の炭素循環観測研究 (NOPACCS) などにおける我が国の海洋科学研究技術の普及と高度化に対する貢献
坪田博行
日高論文賞Annual anthropogenic carbon transport into the North Pacific Intermediate Water through the Kuroshio/Oyashio Interfrontal zone: an estimation from CFCs distribution. J.O., 56, 675-689, 2000.
小埜恒夫 (北海道区水産研究所)
Observational study on the downward solar radiation at the sea surface in the western Pacific. J.O., 56, 717-726, 2000.
岩坂直人 (東京商船大学)
2001年度
学会賞海洋動物プランクトンの実験生態学的研究
池田 勉 (北海道大学大学院水産科学研究科)
岡田賞衛星海面高度計資料を用いた海面変動の研究
市川 香 (九州大学応用力学研究所)
海洋ゼラチン質プランクトン, 特にサルパ・ウミタル類の生態学的研究
西川 淳 (東京大学海洋研究所)
宇田賞我が国の海洋科学共同研究における貢献
堀部純男
海洋学の研究と教育・啓蒙に対する長年にわたる支援
岩宮 浩 ((株)鶴見精機)
日高論文賞On seasonal and year to year variation in flow of the Alaskan Stream in the Central North Pacific. J.O., 55, 597-608, 1999.
大西 広二 (北海道大学大学院水産科学研究科)
1. Behavior of Cu, Ni and Cd during nutrient depletion in a spring bloom in Funka Bay. J.O., 54, 619-627, 1998.
2. Environmental factors affecting the occurrence and production of the spring phytoplankton bloom in Funka Bay, Japan. J.O., 55, 505-513, 1999.

工藤 勲 (北海道大学大学院水産科学研究科)