2023年度「日本海洋学会青い海助成事業」募集要領
日本海洋学会
会長 神田 穣太
はじめに
日本海洋学会会員の皆様には、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。日本海洋学会では、1973年の総会決議「海洋環境問題に関する声明」以来、海洋環境問題委員会を中心に、海洋環境の保全に関する研究や提言活動を展開してきました。またその一環として、長年にわたり海洋研究者の立場から沿岸海洋環境問題に取り組んでこられた宇野木早苗名誉会員のご寄付を受け、海洋環境保全に関連する教育・啓発活動を対象とした「日本海洋学会青い海助成事業」(以下、本助成)を行っております。このたび2023年度事業の募集を行いますので、皆様の積極的な応募を期待します。
- 事業の目的および募集テーマ
本助成では、1) 皆様の日頃の研究成果を広く社会に紹介し還元する活動(アウトリーチ活動)と、2) 皆様の専門性を生かした環境問題に関する教育・啓発活動、およびこれに準ずる活動を対象として助成を行い、「日本海洋学会」による社会貢献の促進と、学会員の皆様の研究成果を具体的な社会的業績として評価していただくための枠組み作りの一助となることを目的として実施します。
例 ・学術活動(研究会、シンポジウム、ワークショップ等の開催)
・社会への教育・啓発活動等(講演会、小中学生対象のサマープログラムの開催等)
過去の採択テーマの報告書は、学会ホームページの「青い海助成事業」のリンク(https://kaiyo-gakkai.jp/jos/category/jos_announce/blueocean)からご覧になれます。なお、これらの例にこだわらず、皆さまからのアイデアによる新規の活動提案をお待ちしています。
- 募集カテゴリー
一般提案型(募集時期限定):原則として2023年度中に実施される事業とします。ただし事業内容から長期的な取り組みが必要と判断される場合は、事業の終了を2025年3月31日まで延長することが可能です。また、例えば2024年度の早期(~5月)にシンポジウムを開催する場合のように、2023年度中から準備が必要な事業も対象とします。
緊急提案型(随時募集):年度途中に緊急の活動が生じた場合への対応として、通年の募集を行います。事業の終了は応募のあった時点から1年以内または2024年9月30日までとします。
なお緊急提案型については、7月頃に改めて周知を行う予定です。
- 応募資格
日本海洋学会の会員(個人・団体)および会員が参加する団体や教育・研究グループ。
- 選考方法
応募された研究助成申請書は、海洋環境委員会において予備審査を行い、幹事会での審議を経て決定します。
- 研究助成額
一般提案型、緊急提案型とも、1件当たりの助成上限は20万円とします。応募された申請書を審査の上、助成額を決定します。
なお、本事業の年間予算額は60万円です。年度途中で助成総額が上限に達した場合、その時点で緊急提案型の募集を終了させていただく場合があることをあらかじめご了承下さい。
- 採択後の責務
- 1) 事業終了日までに、会計報告書および成果報告書を日本海洋学会事務局に提出して下さい(成果報告書は、事業終了後1か月先までの提出期限延期が可能です)。なお会計報告には領収書等の証票を提出いただくか、所属機関に会計手続きを委嘱した場合は機関発行の支出簿等を提出いただきます。
- 2) 諸事情によりイベント等の実施が延期となり、事業期間の延長を希望する場合は、審議期間の都合上、事業終了期日の2か月前までに事務局までご連絡ください。
- 3) 報告書の書式等については採択決定後に改めて通知いたします。成果報告書の内容は、日本海洋学会ニュースレターおよび日本海洋学会のウェブページに掲載します。
- 4) 本助成を受けた活動に関連した案内あるいは出版物・印刷物には「2023年度日本海洋学会青い海助成事業の助成を受けている」ことを明記して下さい。
- 5) 本助成を受けた活動に関わる個別のイベントや集会等について、開催案内、ポスターあるいはプログラム等の事前提出をお願いします。また、開催後に参加者数などの基本情報を簡単にまとめた記事、写真等を提出していただくことがあります。これらについては、日本海洋学会ニュースレターおよび日本海洋学会のウェブページに掲載します。また、日本地球惑星科学連合大会(JpGU Meeting)期間中に開設している日本海洋学会のブース等にて掲示する学会活動宣伝用ポスター等に、実施成果等の素材を利用させていただくことがあります。
- 6) 成果報告書提出の他に、海洋学会研究発表大会(以下、大会)でのポスター展示等を通じた報告を積極的に行っていただくことを推奨いたします。なお、大会での報告は事業実施期間中でも終了後でも可能です。
- 7) 実施活動が、実施者や参加者のみで完結せず、学会MLを利用したサポーターやTAの募集、Web等を利用した成果の配信等を通し、その他の学会員のアウトリーチ活動の普及にも寄与していただくことを推奨いたします。
- 応募方法
別紙の申請書記入事項に従って申請書を作成し、日本海洋学会事務局まで提出して下さい。電子ファイルによる申請の場合はMS-WORD、PDF等の一般的ファイル形式でお送り下さい。
応募受付期間:
一般提案型:2023年1月16日(月) ~2月28日(火)
緊急提案型:2023年度中、随時(予算額に達し次第終了)
- その他
- 1) 助成の決定通知後、活動内容および経費を変更することは原則として認められませんが、やむを得ない場合は、海洋環境委員会と事前に協議していただくものとします。事業終了後に、会計書類を提出していただきます。
- 2) 事業終了時点で、助成金が余った場合は、学会会計に返金していただくため、無理に使い切っていただく必要はありません。
- 3) 申請された事業を、他の助成と併用して進めていただくことも可能ですが、その場合は併用する助成制度(申請中のものを含む)についても記載して下さい。他の助成制度からの併用の承諾取得は、申請者の責任において行っていただけるようお願いいたします。
- 申込・問い合わせ先
〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1−1−1 パレスサイドビル7F
(株)毎日学術フォーラム内 日本海洋学会事務局
E-mail: jos@mynavi。jp(句点(。)をピリオド(.)に変えてご利用下さい。)
2023年度「日本海洋学会青い海助成事業」 申請書記入事項
○ 申請する活動の名称:
例「○○湾における□□問題に関する研究集会の開催」
「○○海岸における沿岸保全フィールド調査に関する市民講座」など
○ 活動期間
年 月 日 ~ 年 月 日
○ 申請代表者情報
氏名:
所属・身分:
連絡先(住所・電話番号・E-mailアドレス):
※ 申請代表者が海洋学会会員でない場合は、窓口となることが可能な会員の情報を上記に準じてご記入下さい。
○ 団体情報(団体での応募の場合にご記入下さい。)
団体名称・活動内容・活動歴など(ただし、パンフレット等詳細がわかる資料の提出で代えることができます)
○ 当該申請活動の具体的な内容(目的、活動やシンポジウム等の概要、参加予定対象者や数等を500-1000文字程度):
○ 当該活動に関連するこれまでの実績があれば記入して下さい(書式は定めません)
○ 経費の内訳(会議費、印刷代、消耗品等):
○当該事業の推進にあたり、併用する可能性のある資金があれば記入して下さい