日本海洋学会の一般社団法人への移行について
2023.10.05
会長 江淵 直人
9月25日の評議員会,9月26日の臨時総会において日本海洋学会の一般社団法人への移行が決議されました.これから来年4月の法人への移行に向けて具体的な作業に入ることになります.日本海洋学会が法人格を持つことにより,社会的認,信用の向上が期待できると考えています.
法人化は,日本海洋学会の今後の発展のためには避けて通れない道として,近年の学会運営における懸案事項でありました.神田前会長,伊藤前副会長によって,2020年度春季評議員会に法人化検討開始が提案され,承認されました.2021年度秋季評議員会において,基本方針についての議論が行われ,具体案の作成が承認されました.2022年度秋季評議員会では,具体的な骨子案が承認され,これに基づいて,会員への意見聴取が2022年10~11月に行われました.2023年度春季評議員会および総会において定款案・細則案をお示しし,評議員,会員から定款案・細則案へのご意見を募集しました(6月末〆切).いただいたご意見をもとに定款・細則の最終案を作成し,2023年度秋季評議員会および臨時総会において承認をいただきました.定款案の作成は専門家(公益総研・福島達也氏)に依頼し,細則案は神田前会長に作成していただきました.作成にあたっては,現在の学会運営を可能な限りそのまま反映させることを目指しました.新法人の定款・細則は学会HPのマイページでご覧いただけます.
臨時総会で決議した通り,現在の任意団体日本海洋学会の会員,評議員,役員,委員会,支部,研究会,ワーキンググループおよび財産はそのまま新法人に引き継がれます.移行に際して,会員の皆さんのお手を煩わすことはないと考えています(ただし,来年5月に学会HPの会員マイページの更新を予定しており,登録事項の確認等の作業をお願いする可能性があります).日常の学会活動へのインパクトは最小限に抑えたスムーズな移行を目指し幹事会一同努力します.会員各位のご協力をお願いいたします.