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このたび、本研究所では下記の要領で教員を公募します。

公募情報: https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/recruit/files/junkyoju20200923.pdf

1.職名及び人数:准教授 1 名

2.採用予定日:令和3年1月以降のできるだけ早い時期

3.契約期間:期間の定めなし

4.試用期間:採用された日から6月間

5.就業場所:大気海洋研究所 柏キャンパス(千葉県柏市柏の葉5-1-5)あるいは大槌キャンパス(岩手県上閉伊郡大槌町赤浜1-19-8)(就業場所は採用された者の専門に応じて定める)

6.所属:海洋生命システム研究系あるいは研究センター群(配属先は採用された者の専門に応じて定める)

7.公募の趣旨:大気海洋研究所では、地球表層を覆う海洋と大気の構㐀や変動メカニズム、および海洋に生きる生物に関するさまざまな基礎的研究を推進し、地球環境の変動や生命の進化、海洋生物群集の変動など、人類と生命圏の存続にとって重要な課題解決につながる研究を展開しています。気候システム・海洋地球システム・海洋生命システムという3つの研究系からなる基盤研究分野に加えて、国際沿岸海洋研究センターや地球表層圏変動研究センターなど4つの研究センター群と海洋学際研究領域をもち、全国の研究者のための共同利用・共同研究拠点として、大気海洋科学を先導することを目指しています。従来のボトムアップ型の研究に加えて、2018年度からは東京大学未来社会協創推進本部(FSI)教育研究事業に採択されたプロジェクト研究も推進しており、2020年度からは「オーシャン DNA プロジェクト:海洋 DNA アーカイブ・解析拠点形成による太平洋の生物多様性と生物資源の保全」を開始しました。本公募では、本プロジェクトを主導し、大気海洋科学の分野で国際的に優れた成果をあげることが期待できる人材を求めます。

地球温暖化や海洋酸性化など海洋環境の変化は、海洋生物の多様性や水産資源に深刻な影響を与えることが懸念されています。「オーシャン DNA プロジェクト」では、学術研究船等を利用した海洋 DNA 情報の取得と解析およびデータベース化、ならびに海洋 DNA 情報に基づく海洋生物(微生物から大型生物まで)の群集構㐀、機能および動態等の理解を目指します。本選考では、オーシャン DNA プロジェクトを推進して優れた研究成果をあげるとともに、大気海洋研究所が進める他の FSI プロジェクトとも連携・発展させることで、大気海洋研究所における共同利用・共同研究拠点事業の新たな柱となって活動する意欲のある方を求めます。なお、次世代の大気海洋科学に関わる人材を育成するため、大学院教育に主導的に携わっていただきます。「東京大学男女共同参画加速のための宣言」に基づき、女性の応募を歓迎します。

なお、大気海洋研究所が進める東京大学 FSI プロジェクト(東京大学教育研究事業)については、下記の URL をご参照下さい。

URL: https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/activity/fsi.html