日本海洋学会会員の皆様

日本海洋学会2017年度秋季大会実行委員会事務局長の須賀利雄(東北大学)です。

2017年度秋季大会(於:仙台)のセッション提案募集に関して、セッション採択後の流れやセッション制度の詳細については、コンビーナー・ガイドラインを以下に付けておりますので、ご参照ください。

なお、このコンビーナー・ガイドラインは、後日、ホームページからもダウンロードできるようにいたします。

多くのセッション提案をお待ちしております。

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  日本海洋学会2017年度秋季大会 コンビーナー・ガイドライン
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1.セッションの構成
 2017年度秋季大会は、多数のセッションの集合として開催されます。個々の提案型セッションは、コンビーナーによって提案されたスコープを持ち、コンビーナーによって編成された研究発表により成り立ちます。同時に、プログラム編成委員会をコンビーナーとするゼネラルセッションを複数設け、提案型セッションに当てはまらない研究発表も広く受け付ける予定です。

2.セッション提案から採択まで
【セッション提案】
 2017年4月12日(水)から5月12日(金)までセッションの募集を行います。下記の項目をファイル(形式はMicrosoft Word等、ファイル名は申請者の氏名としてください)に明記し、これを添付したEメール(タイトルは「セッション申込」としてください)により、締切日必着で海洋学会事務局に申し込んでください。締切日を過ぎてからの申し込みは受け付けません。

送付先:日本海洋学会事務局
Eメール:jos@mynavi.jp

【申請内容】
● 表題:セッションの名称
● 代表コンビーナー:氏名、所属、メールアドレス、電話番号を記載してください。日本海洋学会の会員のみが、代表コンビーナーとなることができます。
● 共同コンビーナー:氏名、所属、メールアドレス、電話番号を記載してください。共同コンビーナーの数に制限はなく、非会員も共同コンビーナーになることができます。
● 趣旨:300字程度で趣旨・目的等を記載してください。
● 研究対象海域:全球、極域、亜寒帯域、亜熱帯域、熱帯域、太平洋、インド洋、
大西洋、オホーツク海、ベーリング海、日本海、東シナ海、南シナ海、内湾・沿岸
域、瀬戸内海、親潮域、混合域、黒潮(複数選択可)
● 研究分野:物理、化学、生物、境界・複合領域(1つ選択)
● キーワード:キーワード(4個以内)を記載してください。
● 参加者数の見込み:会場の割り当ての参考にします。大会事務局が各セッション用に予定している会場は、A(席数225~400)、B(126~220)、C(72~110)、D(63~100)の4つです。希望される会場をA~Dから選び、想定参加者数とともにお知らせください。ただし、大会の会場・会期は限られていますので、ご希望に添えない場合があります。予めご了承ください。

【若手会員からの提案】
 日本海洋学会では、若手会員からの提案を歓迎します。若手会員中心のコンビーナーでセッションを提案する際、プログラム編成委員会が、より経験豊富な会員を共同コンビーナーとして紹介することも可能です。希望があれば、セッション提案の際にご相談ください。

【セッションの採否】
 個々のセッションの採否は、プログラム編成委員会で決定します。複数のセッションが類似・関連する内容と判断された際には、プログラム編成委員会においてセッションの統合を行う場合があります。なお、以下に該当するとプログラム編成委員会が判断した場合、当該セッションを不採択とすることがあります。

● 日本海洋学会の趣旨から外れるもの
● 内容が科学的見地から不適切、あるいは特定の個人・団体等の誹謗中傷あるいは利益誘導など社会倫理的に不適切と判断されるもの

 セッション採否の結果は、5月下旬にお知らせする予定です。

【セッションの重複回避・連続開催の希望】
 重複を避けたいセッションや連続開催を希望するセッションがある場合は、採択セッションの公開後1週間以内に、プログラム編成委員会(下記、問い合わせ先)に申し出てください。ただし、会場の制約により、ご希望に添えない場合もあることをご了承ください。

3.発表申し込みの呼びかけ・招待講演
【研究発表申し込みの呼びかけ】
 採択が決定された段階で、各セッションのコンビーナーから関連する会員への積極的な宣伝をお願いします。研究発表の申し込み期間は、 2017年5月下旬~2017年7月21日(金)の予定です。ただし、各セッションの開催日時・会場や口頭発表割当数などは、プログラム編成時まで決定しませんので、特定の日時や口頭発表を確約しての宣伝は避けてください。

【研究発表資格】
 大会での研究発表は、大会受付時に個人としての会員資格を有する方に限ります(入会申請中の方を含む)。この「資格を有する方」には、通常会員、学生会員、賛助会員、名誉会員、特別会員、または終身会員のいずれかである個人が該当します。ただし、 団体会員または賛助会員である団体に所属する方の場合は、1団体につき1名に限り、個人としての会員資格を有しない方でも発表できるものとします。

【講演形態】
 発表形式は、口頭またはポスターのいずれかを選択することができます。プログラム編成上の都合により、発表形式の変更を求めることもあります。個々の口頭発表の時間は、質疑も含めて15~20分の予定です(プログラム編成の段階で確定します)。
 ポスター発表では、会期中に1時間30分程度のポスター会場での立ち会い説明時間を用意する予定です。ポスターの大きさは横90cm×縦120cm程度の予定です(後日、詳しく案内します)。口頭による内容紹介を行うための時間を特別に割り当てる予定はありません。

【招待講演】
 各セッションの発表の中で、セッションのスコープに対して大きな貢献をするものや、今後の研究の方向性を示すものは、コンビーナーの裁量で、招待講演とすることができます。招待講演であっても、会員に対しては参加費等の優遇措置はありませんが、非会員に対しては全日参加費の他に、1日のみの参加費も設けます。また、以下の通り、招待講演数には制限があります。
● セッション採択時:1件まで。投稿締切までに申し出のあった招待講演者名は随時公開します。
● 投稿締切後:申し込みのあった口頭発表数に応じ、招待講演数を追加することができます。招待講演を追加する際は、発表申し込み締切後の調整期間中(概ね1週間の予定)に、プログラム編成委員会に申し出てください。ただし、最終的な招待講演数は、そのセッションの全口頭発表数の6分の1を超えないものとします。例外として、口頭発表数が6未満の場合は1件までとします。

 なお、招待講演の投稿方法・期限は通常の口頭発表の場合と同じです。
 招待講演者が非会員の場合、研究発表申し込み日程の情報などはコンビーナーが直接招待講演者に連絡する必要があることにご注意ください。招待講演であっても、研究発表申し込み期限を過ぎては受け付けません。

4.プログラム編成
【発表の採否】
発表申し込み受付終了後に、投稿された要旨集原稿をコンビーナーに送付します。
 コンビーナーは、投稿された要旨集原稿の内容を精査してください。以下のように、日本海洋学会における研究発表として不適切と判断される場合には、不採択として、プログラム編成委員会にお知らせください(発表申し込み締切後概ね1週間以内の予定)。採否を判断しかねる発表についてはプログラム編成委員会にご相談ください。不採択の連絡はプログラム編成委員会が行います。トラブルを避けるため、コンビーナ―が発表申し込み者に直接連絡することはおやめください。

 投稿規定による不採択の基準は以下のとおりです:

● 内容が当該セッションの趣旨から外れるもの(プログラム編成委員会の判断により、他の適切な提案型セッションやゼネラルセッションに移動する場合があります)
● 科学的内容が不適切、あるいは要旨集原稿として体裁が整っていないと判断されるもの
● 個人や組織の誹謗中傷などを含み、社会倫理的に、内容が不適切と判断されるもの
● 同一人物が同一セッションに規定以上の複数発表申し込みを行った、他人名義(ダミー)など虚偽を含む発表申し込みがなされたと判断される場合

 発表者としての申し込みは、招待講演も含め、合計で2件まで可能です。ただし、同一セッション内では、口頭発表は1件までとします。今大会における発表の採択・不採択についての最終決定はプログラム編成委員会にて行います。

 なお、採択されたセッションであっても、最終的な投稿数が6件に満たない場合には、ポスター発表のみの開催か、または関連セッションとの統合開催とさせていただく場合があります。

【他セッションへの移動】
 コンビーナーの判断により、自セッションに申し込まれた発表を他の適切なセッションへ移動することを提案できます。ただし、コマ数確定後に各セッションの時間枠を再調整することは難しいので、発表申し込み締切後速やかに(概ね3日以内の予定)プログラム編成委員会へ申請してください。移動についての最終的な判断はプログラム編成委員会が行います。

【大会全体の時間割り作成】
 発表申し込み受付終了後概ね1週間の調整期間に、【発表の採否】、【他セッションへの移動】、および、招待講演者の追加申請を確定します。その後、プログラム編成委員会が大会全体の時間割り作成作業を行い、その結果を全コンビーナーに提示しますので、確認してください。

 この時間割り作成作業では、発表申し込み数に応じて口頭発表コマ数を配分し、重複を避けたいセッションや連続開催を希望されたセッション、希望の部屋の大きさなどを考慮して各セッションの口頭発表開催日・時間帯、ポスターコアタイム等を決めます。ただし、会場数や利用可能時間が限られていますので、必ずしもご希望通りにはなりません。予めご了承ください。

【個々のセッションの中のプログラム編成】
  前項の時間割り作業の後、各セッションの中のプログラム編成作業を当該セッションの(代表および共同)コンビーナーに行っていただきます。具体的な作業には、以下の「発表形態の決定」、「発表の順序の決定」、「座長の選定」があります。

【発表形態の決定】
 コンビーナーは、与えられた時間枠の中で、個々の発表申込の内容にもとづき、それぞれについて「口頭発表」・「ポスター発表」のどちらの発表形態が適当かを判断し、決定してください。発表申し込み時に申請される「口頭発表」・「ポスター発表」の区別はあくまで発表申し込み者の希望です。コンビーナーの裁量により、発表申し込み者の当初希望とは異なる発表形態に変更することができます。

 「口頭発表」は、一講演あたり15~20分(質疑応答込み)の予定です(時間割り作業の段階で確定します)。パネルディスカッション等の開催は認められません。招待講演に限って一講演の時間を20~30分に設定することが可能です。

 会場数の制限から口頭発表可能数には限りがあります。発表申し込み者の「口頭発表」希望を全て満たすことは容易ではなく、すべての発表申し込み者の希望には添えないことがあることを、予めご了承ください。

【発表の順序】
 発表の順序など、発表申し込み者からの希望があった場合には、コンビーナーの判断で対応してください。

【座長の選定】
 座長を選定してください(口頭発表が全くないセッションでは不要です)。座長には、大会に確実に参加する人を選定してください。座長への依頼や確認は、コンビーナーが行ってください。

【セッションプログラムの確定と承認】
 全てのセッションプログラムは、各セッションのプログラム編成内容を全コンビーナ―からいただいた後、プログラム編成委員会での検討を経て確定されます。

5.プログラム確定後、大会当日まで
【発表タイトル・発表者・共同発表名の変更】
 発表申し込み締切日以降、発表者・共同発表者および発表タイトルは、原則として変更できません。

【発表のキャンセル】
 発表者からのキャンセルの申し出について、やむを得ないとコンビーナーが判断する場合には、プログラム編成委員会にお知らせください。

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Q&A
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【セッションの宣伝について】
Q: 海洋学会のメーリングリストを使って宣伝してもかまいませんか?
A: はい、海洋学会のメーリングリストを使用してかまいません。

【招待講演について】
Q: 基調講演と招待講演の発表申し込みは、通常講演と同じでしょうか?
A: 通常と同じです。

Q: 招待講演でも投稿料金は同じですか?
A: 招待講演者が会員の場合、参加費等の優遇措置はありませんが、非会員の招待講演者に限り、全日参加費の他に1日のみの参加費も設けます。

Q: 一人が申し込むことのできる発表数に制限はありますか?(基調・招待 講演はカウントされない等)
A: あります。合計2件までの発表ができます。ただし、同一セッション内では、口頭発表は1件までとします。招待講演も通常の口頭発表と同様にカウントされます。

【講演時間について】
Q: セッションのはじめに趣旨説明の時間を設定してよいですか?
A: 希望がある場合は、発表申し込み締切後の調整期間中(概ね1週間の予定)にプログラム編成委員会へお申し出ください。ただし、会場の制約により、ご希望に沿えるとは限りません。認められなかった場合は、コンビーナーの発表を最初に行うなどして対応してください。

Q: 総合討論の時間を設けたいのですが?
A: 希望がある場合は、発表申し込み締切後の調整期間中(概ね1週間の予定)にプログラム編成委員会へお申し出ください。ただし、会場の制約により、ご希望に沿えるとは限りません。貴重な口頭発表の時間を削ることは望ましくないので、認められなかった場合は、コンビーナーの発表を最後に行うなどして対応してください。

【その他】
Q: セッション日程はいつ頃決まりますか?
A: 発表申込締切日の3週間後(8月上旬)を目処にコンビーナーにお知らせする予定です。

問い合わせ先:e-mail: jos2017fall@gmail.com

日本海洋学会2017年度秋季大会
実行委員会事務局 事務局長 須賀 利雄
プログラム編成委員会 委員長 山田 奈海葉