日本海洋学会員の皆様

来る6/19(土)に地学教育を中心とする教育のシンポジウム
「学校教育で地学は生き残れるか?:学会と教育現場との連携に向けて」
を開催いたします.
日本第四紀学会が主催,
日本地学教育学会,日本理科教育学会,日本科学教育学会が共催,
日本地質学会,日本地球惑星科学連合,早稲田大学教育・総合科学
学術院が後援となります.
詳細は以下をご覧下さい.
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「学校教育で地学は生き残れるか?:学会と教育現場との連携に向けて」

 

日時:619日(土) 1318

場所:早稲田大学22号館202教室

 〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-7-14

主催:日本第四紀学会

共催:日本地学教育学会,日本理科教育学会,日本科学教育学会

後援:日本地質学会,日本地球惑星科学連合,早稲田大学教育・総合科学学術院

 

趣旨:持続的発展可能で安心・安全な社会の構築のためには,将来を担う児童・生徒の科学リテラシーの向上が必要不可欠である.平成24年度から高校理科が3科目必修となる一方で,現在の地学の履修率は低く,地学専門の教員も激減している.このような危機的な状況の中で,地学を教科として存続させ,履修率を上げるためには,学会が積極的に教育現場に働きかける必要がある.本シンポジウムでは,3つの教育系の学会と共同で学校の教科教育を中心とする地学教育,理科教育,科学教育の現状と課題を整理し,学校現場と学会の連携を図るための方向性を議論する.なお,本年8月の日本第四紀学会大会では,生涯教育としての自然史教育をテーマとしたシンポジウムを開催する予定である.

 

 

趣旨説明 13:00-13:055分) →日本第四紀学会 産総研・植木岳雪

 

1部 歴史と未来

戦後の日本の地学教育の流れ 13:05-13:2520分) →甲南大学・林慶一

新教育課程とこれからの理科教育,地学教育 13:25-13:4520分) →文科省国立教育政策研究所・田代直幸

神奈川県における理科教員の採用について 13:45-14:0015分) →神奈川県教育委員会県立学校人事課・中野真理

 

2部 現状と課題

原体験・ものづくりを通して生活と地学のつながりを考える 14:00-14:2020分) →地学教育学会 京都教育大学・中野英之

地学領域をめぐる諸問題 14:20-14:4020分) →理科教育学会 愛知教育大学・遠西昭寿

科学教育で大切なこと 14:40-15:0020分) →科学教育学会 国立科学博物館・小川義和

 

休憩 10

 

梶ヶ谷の大地を探る子どもたち ~小学校理科(地学)への私見~ 15:10-15:2515分) →川崎市立川中島小学校・渡邉正人

中学校の教育現場から見た地学教育について 15:25-15:4015分) →東京都江戸川区立小松川第二中学校・高橋和光

高校地学の開講に向けて 専門外教員から敬遠されていた理由と対策 15:40-15:5515分) →埼玉県立深谷第一高等学校・宮嶋敏

大学の教員養成課程からみた地学教育・理科教育・科学教育の現状と課題 15:55-16:1015分) →岡山大学教育学部・宇野康司

大学入試科目としての高校地学 16:10-16:2515分) →秋田大学教育学部・川村教一

 

3部 学会と教育現場との連携に向けてできること,すべきことは何か? 

魅力的な教材開発・アウトリーチ活動を通じた地球惑星科学と理科教育の連携 16:25-16:4015分) →理科教育学会 岐阜大学教育学部・川上紳一

 

総合討論 16:40-18:0080分)

地学教育学会からコメント →茨城大学教育学部・牧野泰彦

科学教育学会からコメント →国立科学博物館・小川義和

地球惑星科学連合からコメント →神奈川県私立聖光学院高校・畠山正恒

日本地質学会からコメント →新潟大学教育学部 藤林紀枝

第四紀学会からコメント →第四紀学会会長 日本大学文理学部・遠藤邦彦

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