日本海洋学会では, 以下の賞を設け, 毎年度の大会にて表彰を行っています (定款第2章, 細則10-13).
各賞のメダル。左から日本海洋学会賞、岡田賞、宇田賞、日高論文賞、奨励論文賞、環境科学賞、吉田賞
- 日本海洋学会賞・岡田賞 (細則10)
- 会員の研究業績の表彰および研究の奨励のため.
- 副賞は日本海洋学会が贈呈します.
- 日本海洋学会宇田賞 (細則10)
- 顕著な学術業績を挙げた研究グループのリーダー, 教育・啓発や研究支援において功績のあった者など, 海洋学の発展に大きく貢献した本学会員を表彰するため.
- 日本海洋学会日高論文賞 (細則11)
- 学会の定期刊行物に発表された優れた論文を表彰するため.
- 副賞は日本海洋科学振興財団より進呈いただいています.
- 日本海洋学会奨励論文賞 (細則11, 2004年度新設)
- 本会の定期刊行物に優れた論文を発表した若年会員を表彰するため.
- 副賞はNPO法人海ロマン21より進呈いただいています.
- 日本海洋学会環境科学賞 (細則12, 2009年度新設) 設立趣旨
- 海洋環境保全に関連した学術研究・教育・啓発において功績のあった本学会員を表彰するため.
- 副賞は宇野木 早苗 名誉会員によるご寄付を基金に海洋学会が贈呈します.環境科学賞メダルの解説
- 日本海洋学会吉田賞 (細則13, 2022年度新設) 設立趣旨
- 海洋湧昇に関連する諸現象についての優れた研究業績を表彰するため.
- 会員に限らず,国内外の研究者を広く対象とします.
最近の各賞の授賞題目と受賞者は以下の通りです (所属機関は授賞時). 授賞式の様子はこちら
2024年度 | |
学会賞 | 北西太平洋および縁辺海における鉄の輸送と生物生産との関わりの解明 西岡 純(北海道大学 低温科学研究所附属環オホーツク観測研究センター) |
岡田賞 | 外洋域の鉛直混合に関わる内部波共鳴現象の理論的・数値的研究 大貫 陽平(九州大学応用力学研究所) |
太平洋における微量金属の多元素解析に基づく生物地球化学的循環過程に関する研究 鄭 臨潔(京都大学化学研究所) |
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宇田賞 | 高精度の全球海洋モニタリングの推進,研究教育と社会活動による海洋学の普及・発展への貢献 花輪 公雄(東北大学名誉教授) |
環境科学賞 | 海洋の炭酸成分の測定精度向上に関する研究および啓発・社会活動 中野 善之(海洋研究開発機構技術開発部) |
吉田賞 | インド洋東岸のルーウィン海流域における中規模渦が生物化学プロセスを経て生態系動態に及ぼす影響の解明 Anya Mary Waite(ダルハウジー大学) |
日高論文賞 | Abyssal current and water mass in the Main Gap and an adjacent Small Gap of the Emperor Seamount Chain, Journal of Oceanography, 78(3), 163–175. 柳本 大吾(東京大学大気海洋研究所) |
Long-term change in the status of water pollution in Tokyo Bay: recent trend of increasing bottom-water dissolved oxygen concentrations, Journal of Oceanography, 77(6), 843–858. 安藤 晴夫(東京都環境公社東京都環境科学研究所) |
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奨励論文賞 | Cross‐shelf overturning in geostrophic‐stress‐dominant coastal fronts, Journal of Oceanography, 79(1), 27–48. Yuan Nan(北海道大学 低温科学研究所附属環オホーツク観測研究センター) |
Zinc and silicon biogeochemical decoupling in the North Pacific Ocean, Journal of Oceanography, 79(1), 61–76. 杉野 公則(東京大学大気海洋研究所) |
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2023年度 | |
学会賞 | 気候の形成・変動・変化における大規模な大気海洋相互作用の役割に関する研究 謝 尚平(カリフォルニア大学サンディエゴ校 スクリップス海洋研究所) |
岡田賞 | 深海乱流混合のパラメタリゼーションに関する研究 伊地知 敬(東京大学 大学院理学系研究科) |
微量金属同位体比高精度分析法の開発とその海洋化学への応用 高野 祥太朗(京都大学 化学研究所) |
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宇田賞 | 大学組織運営,社会活動,研究教育活動による海洋学の普及・発展への貢献 松山 優治(東京海洋大学) |
化学トレーサー高精度測定法の確立・普及と地域に根ざした海洋研究の啓発活動 渡邉 修一(日本海洋科学振興財団 むつ海洋研究所) |
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環境科学賞 | 全球スケール海洋環境変動の研究推進及び啓発・社会活動 安中 さやか (東北大学大学院理学研究科) |
吉田賞 | 湧昇に関わる沿岸や大規模海洋循環の力学及びその気候と生物地球化学的変動における役割の理解に対する顕著な貢献 Julian P. McCreary, Jr.(ハワイ大学) |
日高論文賞 | Elevated turbulent and double‑diffusive nutrient flux in the Kuroshio over the Izu Ridge and in the Kuroshio Extension. Journal of Oceanography, 77(1), 55–74. 長井 健容(東京海洋大学 学術研究院 海洋環境科学部門) |
Long-term trends of oxygen concentration in the waters in bank and shelves of the Southern Japan Sea. Journal of Oceanography, 77(4), 659–684. 小埜 恒夫(水産研究・教育機構 水産資源研究所) |
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奨励論文賞 | Internal waves with high vertical wavenumber structure generated by diurnal tidal flow over the eastern ridge of Luzon Strait. Journal of Oceanography, 77(5), 703–718. 酒井 秋絵(九州大学 大学院総合理工学府) |
Impact of mesoscale eddies on particulate organic carbon flux in the western subarctic North Pacific. Journal of Oceanography, 78(1), 1–14. 土橋 稜(ハワイ大学マノア校) |
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2022年度 | |
学会賞 | 高精度炭酸系観測による海洋炭素循環と酸性化に関する研究 石井 雅男(気象庁気象研究所) |
岡田賞 | 沿岸域における潮汐と黒潮に起因する混合過程及び水理環境に関する研究 増永 英治(茨城大学地球・地域環境共創機構) |
光共生を行う浮遊性有孔虫類の海洋生態学的研究 高木 悠花(千葉大学大学院理学研究院) |
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宇田賞 | 海色衛星情報を利用した海洋研究の推進 石坂 丞ニ(名古屋大学宇宙地球環境研究所) |
衛星リモートセンシングを利用した海洋研究と北極域研究の推進 齊藤 誠一 (北海道大学北極域研究センター) |
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環境科学賞 | 地球温暖化と海洋酸性化の複合影響の研究推進及び啓発・社会活動 藤井 賢彦(北海道大学大学院地球環境科学研究院) |
日高論文賞 | Temperature and salinity variability at intermediate depths in the western equatorial Pacific revealed by TRITON buoy data. Journal of Oceanography, 76(2), 121–139. 柏野 祐二(水産大学校) |
Growth environment of diatoms in turbid water in the inner western part of Ariake Bay during winter. Journal of Oceanography, 75(5), 463–473. 山口 聖(水産研究・教育機構 水産技術研究所) |
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奨励論文賞 | The potential role of thermohaline-shear instability in turbulence production in the Bering Sea and the subarctic North Pacific. Journal of Oceanography, 77(3), 431–446. 田中 衛(東京理科大学理工学部) |
Phytoplankton growth and grazing mortality through the oligotrophic subtropical North Pacific. Journal of Oceanography, 77(3), 505-521. Siyu Jiang (東京大学大気海洋研究所) |
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2021年度 | |
学会賞 | 衛星マイクロ波センサーに関する基礎研究と海洋学への応用 江淵 直人(北海道大学低温科学研究所) |
岡田賞 | 西部北太平洋・縁辺海における乱流鉛直混合による栄養塩輸送に関する研究 田中 雄大(国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産資源研究所) |
東京湾における二酸化炭素収支の解明を主とした沿岸域の物質循環研究 久保 篤史(静岡大学理学部) |
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宇田賞 | 国際的・学際的な北極研究への貢献 池田 元美(北海道大学名誉教授) |
環境科学賞 | 海洋生物の生存環境に係る諸問題に関連した研究・啓発活動 中嶋 亮太(国立研究開発法人海洋研究開発機構 海洋生物環境影響研究センター) |
日高論文賞 | Aquarius reveals eddy stirring after a heavy precipitation event in the subtropical North Pacific. Journal of Oceanography, 75(1), 37–50. 阿部 泰人(北海道大学大学院水産科学研究院) |
CMIP5 model analysis of future changes in ocean net primary production focusing on differences among individual oceans and models. Journal of Oceanography, 75(5), 441–462. 髙倉 有希(宇宙航空研究開発機構) |
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奨励論文賞 | The amplification mechanism of a meteo-tsunami originating off the western coast of Kyushu Island of Japan in the winter of 2010. Journal of Oceanography, 76(3), 169–182. 福澤 克俊(三菱総合研究所) |
Biological modulation in the seasonal variation of dissolved oxygen concentration in the upper Japan Sea. Journal of Oceanography, 75(3), 257-271. 金 海珍 (Korea Institute of Ocean Science and Technology) |
2020年度 | |
学会賞 | 微量金属による海洋一次生産の制御機構に関する生物地球化学研究 武田 重信(長崎大学総合生産科学域) |
岡田賞 | 南大洋における海洋と棚氷の相互作用に関する研究 中山 佳洋(北海道大学低温科学研究所) |
分子生物学的手法を用いた動物プランクトンの群集構造解析と多様性に関する研究 平井 惇也(東京大学大気海洋研究所) |
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宇田賞 | 衛星海面フラックスプロダクト J-OFURO の開発と大気海洋相互作用研究の推進 久保田 雅久(東海大学海洋研究所) |
環境科学賞 | 温暖化予測研究の推進および一般社会への普及啓発活動 河宮 未知生(国立研究開発法人海洋研究開発機構 環境変動予測研究センター) |
日高論文賞 | High-resolution surface salinity maps in coastal oceans based on geostationary ocean color images: quantitative analysis of river plume dynamics. Journal of Oceanography, 74(3), 287–304. 中田 聡史(国立環境研究所 地域環境研究センター) |
Basin-scale distribution of NH4+ and NO2– in the Pacific Ocean. Journal of Oceanography, 74(1), 1–11. 安中 さやか(国立研究開発法人海洋研究開発機構 地球環境部門) |
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奨励論文賞 | Frontolysis by surface heat flux in the eastern Japan Sea: importance of mixed layer depth. Journal of Oceanography, 75(3), 283–297. 大石 俊(理化学研究所 計算科学研究センター) |
Moon jellyfish aggregations observed by a scientific echo sounder and an underwater video camera and their relation to internal waves. Journal of Oceanography, 75(4), 359-374. 眞野 能(株式会社 NHK エンタープライズ) |
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2019年度 | |
学会賞 | 北太平洋の表層循環とその変動に関する観測的・理論的研究 Qiu, Bo(ハワイ大学) |
岡田賞 | 南半球の海面水温に現れる経年から十年規模変動に関する研究 森岡 優志(海洋研究開発機構・アプリケーションラボ) |
黒潮・対馬暖流域における栄養塩動態を中心とした低次生態系の解明 児玉 武稔(水産研究・教育機構 日本海区水産研究所) |
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宇田賞 | 海洋学の発展に対する基礎研究基盤構築への貢献 小池 勲夫(東京大学) |
地球フロンティア研究システムの設立および学術組織・国際組織への貢献 山形 俊男(海洋研究開発機構・アプリケーションラボ) |
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環境科学賞 | 東日本大震災以降における沿岸環境モニタリングとアウトリーチ活動 福田 秀樹(東京大学・大気海洋研究所) |
日高論文賞 | Processes affecting long-term changes in 137Cs concentration in surface sediments off Fukushima. Journal of Oceanography, 73(5), 559-570. 乙坂 重嘉(東京大学・大気海洋研究所) |
Scalings of the tidally induced bottom boundary layer in a shallow sea under a surface heating. Journal of Oceanography, 72(4), 541-552. 秋友 和典(京都大学) |
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奨励論文賞 | Spatial distribution of dissolved methane and its source in the western Arctic Ocean. Journal of Oceanography, 74(3)305–317. 工藤 久志(神戸大学) |
Buoyancy shutdown process for the development of the baroclinic jet structure of the Soya Warm Current during summer. Journal of Oceanography, 74(4), 339-350. 唐木 達郎(水産研究・教育機構 北海道区水産研究所) |
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2018年度 | |
学会賞 | 海洋における微生物・ウイルス群集の炭素・窒素循環における役割に関する研究 永田 俊(東京大学・大気海洋研究所) |
岡田賞 | 海洋大循環のエネルギー収支に関する数値モデリング研究 浦川 昇吾(気象庁気象研究所) |
西部北極海における動物プランクトン群集の時空間変動に関する研究 松野 孝平(北海道大学・低温科学研究所) |
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宇田賞 | 栄養塩標準試料の開発および人工放射性核種の長期広域観測に関する国際共同研究 青山 道夫(福島大学) |
環境科学賞 | 富山湾・日本海を中心とした東アジア縁辺海の地球化学的研究と地域社会に向けた啓発活動 張 勁(富山大学) |
日高論文賞 | Fine-scale structure and mixing across the front between the Tsugaru Warm and Oyashio Currents in summer along the Sanriku Coast, east of Japan. Journal of Oceanography, 72(1), 23-37. 伊藤 幸彦(東京大学・大気海洋研究所) |
134Cs and 137Cs in the North Pacific Ocean derived from the March 2011 TEPCO Fukushima Dai-ichi Nuclear power plant accident, Japan. Part one: surface pathway and vertical distributions. Journal of Oceanography 72(1), 53-65. 134Cs and 137Cs in the North Pacific Ocean derived from the March 2011 TEPCO Fukushima Dai-ichi Nuclear power plant accident, Japan. Part two: estimation of 134Cs and 137Cs inventories in the North Pacific Ocean. Journal of Oceanography 72(1), 67-76. 青山 道夫(福島大学) |
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奨励論文賞 | Effects of diurnal cycle of surface heat flux on wind-driven flow. Journal of Oceanography, 72(2), 263–280. 井手 喜彦(株式会社エコー) |
Bacterial growth rate and the relative abundance of bacteria to heterotrophic nanoflagellates in the euphotic and disphotic layers in temperate coastal waters of Sagami Bay. Journal of Oceanography, 72(4), 577-587. 菅井 洋太(創価大学工学部) |
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2017年度 | |
学会賞 | 太平洋における表層水塊の形成・移動・変質に関する観測的研究 須賀 利雄(東北大学・大学院理学研究科) |
岡田賞 | 熱帯と沿岸域の湧昇現象の変動とその予測の研究 土井 威志(国立研究開発法人海洋研究開発機構・アプリケーションラボ) |
植物プランクトン動態および生元素循環に対する海洋酸性化の影響評価 杉江 恒二(国立研究開発法人海洋研究開発機構・地球環境観測研究開発センター) |
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宇田賞 | 海洋に関する知識の市民への普及啓発 市川 洋(教育問題研究会) |
環境科学賞 | 干潟域における生物生産および物質循環に関する研究と啓発活動の推進 一見 和彦(香川大学・瀬戸内研究センター) |
日高論文賞 | Local wind effect on the Kuroshio path state off the southeastern coast of Kyushu. Journal of Oceanography, 71(5), 575-596. 中村 啓彦(鹿児島大学・水産学部) |
Marine artificial structures as amplifiers of Aurelia aurita s.l. blooms: a case study of a newly installed floating pier. Journal of Oceanography, 70(5), 447-455. 真壁 竜介(国立極地研究所) |
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奨励論文賞 | An observational and numerical study of river plume dynamics in Otsuchi Bay, Japan. Journal of Oceanography, 72(1), 3-21. 増永 英治(茨城大学・広域水圏環境科学教育研究センター) |
A highly sensitive and large concentration range colorimetric continuous flow analysis for ammonium concentration. Journal of Oceanography, 71(1), 65-75. 児玉 武稔(国立研究開発法人水産研究・教育機構) |
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2016年度 | |
学会賞 | 微量元素の高精度分析法の開発と海洋化学への応用 宗林 由樹(京都大学・化学研究所) |
岡田賞 | 西部北太平洋亜熱帯域における海洋表層変動の解析的研究 杉本 周作(東北大学・学際科学フロンティア研究所) |
貧栄養海域におけるピコ・ナノプランクトン栄養動態に関する研究 佐藤 光秀(東京大学・大学院農学生命科学研究科) |
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宇田賞 | 地域社会と連携した沿岸海洋学拠点の展開 武岡 英隆(愛媛大学・沿岸環境科学研究センター) |
海洋表層における二酸化炭素分圧の国際観測網の構築 野尻 幸宏(弘前大学・大学院理工学研究科) |
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環境科学賞 | 閉鎖性海域の生物海洋学研究と地域市民へのインタープリテーション活動 藤井 直紀(佐賀大学・低平地沿岸海域研究センター) |
日高論文賞 | Long-term variability of the Kuroshio path south of Japan. Journal of Oceanography, 69(6), 647-670. 碓氷 典久(気象研究所) |
Flushing rate and salinity may control the blooms of the toxic dinoflagellate Alexandrium tamarense in a river/estuary in Osaka Bay, Japan. Journal of Oceanography, 69(6), 727-736. 山本 圭吾(大阪府立環境農林水産研究所) |
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奨励論文賞 | Observations of current and mixing around the shelf break in Pribilof Canyon in the Bering Sea. Journal of Oceanography, 71(1), 1-17. 田中 雄大(東京大学・大気海洋研究所) |
Horizontal distribution of particulate matter and its characterization using phosphorous as an indicator in surface coastal water, Harima-Nada, the Seto Inland Sea, Japan. Journal of Oceanography, 70(3), 277-287. 朝日 俊雅(香川大学・農学部) |
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2015年度 | |
学会賞 | 海氷域の変動とその海洋循環に与える影響に関する研究 大島 慶一郎(北海道大学・低温科学研究所) |
岡田賞 | 西岸境界流およびその続流の変動に関する理論的・解析的研究 佐々木 克徳(北海道大学大学院理学研究院) |
造礁サンゴによる物質代謝に関する研究 田中 泰章(琉球大学・熱帯生物圏研究センター) |
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宇田賞 | 海洋深層循環の観測的研究と国際展開への貢献 深澤 理郎 (海洋研究開発機構) |
環境科学賞 | 東京湾の環境保全に関わる生態学的研究と社会活動 野村 英明(東京大学・海洋アライアンス) |
日高論文賞 | Long-term variations of surface and intermediate waters in the southern Indian Ocean along 32ºS. Journal of Oceanography, 68(2), 243-265. 小林 大洋(海洋研究開発機構・地球環境観測研究開発センター) |
Sensitive determination of enzymatically labile dissolved organic phosphorus and its vertical profiles in the oligotrophic western North Pacific and East China Sea. Journal of Oceanography, 69(3), 357-367. 橋濱 史典(東京海洋大学大学院・海洋科学技術研究科) |
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奨励論文賞 | Oceanic Rossby waves induced by the meridional shift of the ITCZ in association with ENSO events. Journal of Oceanography, 70(2), 165-174. 阿部 泰人(北海道大学・低温科学研究所) |
Along-coast shifts of plankton blooms driven by riverine inputs of nutrients and fresh water onto the coastal shelf: a model simulation. Journal of Oceanography, 69(6): 753-767. 干場 康博(北海道大学大学院・地球環境科学研究院) |
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2014年度 | |
学会賞 | 海洋における植物プランクトンの生理生態と物質循環における役割に関する研究 古谷 研(東京大学大学院・農学生命科学研究科) |
岡田賞 | 海氷生産量のグローバルマッピング及び深層水形成域の特定と変動解明 田村 岳史 (情報・システム研究機構国立極地研究所) |
海氷の生成と融解が極域海洋の物質循環に与える影響 野村 大樹 (日本学術振興会,北海道大学・低温科学研究所) |
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宇田賞 | 極域海洋学研究の発展と国際的・学際的共同研究推進 福地 光男(情報・システム研究機構国立極地研究所, 北海道大学) |
環境科学賞 | 福島第一原子力発電所からの放射性物質排出が海洋生態系に与える影響に関する調査研究とパブリックアウトリーチの展開 神田 穣太 (東京海洋大学大学院・海洋科学技術研究科) |
日高論文賞 | Numericalstudyoftide-inducedmixing over rough bathymetry in the abyssal ocean. J. O., 68(1), 195−203. 岩前 伸幸 (鹿島建設株式会社技術研究所) |
三河湾の浚渫窪地における粒子状物質の 特異的な集積機構. 海の研究, 20(1), 1−17. 和久 光靖 (愛知県水産試験場) |
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奨励論文賞 | Effectsoftidallyinducededdiesonsporadic Kuroshio-water intrusion (kyucho). J. O., 69(4), 369−377. 永井 平 (東京大学大学院・理学系研究科) |
Relationships of interannual variability in SST and phytoplankton blooms with giantjellyfish (Nemopilema nomurai) outbreaks in the Yellow Sea and East China Sea. J. O., 69(5), 511–526. 許 永久 (名古屋大学・地球水循環研究センター) |
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2013年度 | |
学会賞 | 素過程から数十年スケールに及ぶ海洋大気結合変動の解析研究 見延 庄士郎 (北海道大学大学院理学研究院) |
岡田賞 | 大気海洋相互作用を伴う熱帯海洋の長期変化に関する研究 時長宏樹 (ハワイ大学国際太平洋研究センター) |
高感度栄養塩類分析法を用いた亜熱帯海域表層の生物地球化学的研究 橋濱史典 (東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科) |
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宇田賞 | 教育・研究・啓発活動を通した海洋学への貢献および原子力発電所事故による海洋汚染に関する啓発活動 石丸 隆 (東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科) |
環境科学賞 | 海洋酸性化が海洋生物に与える影響評価に関する先駆的な研究と、研究成果に基づく教育活動の展開 栗原晴子 (琉球大学亜熱帯島嶼科学超域研究推進機構) |
日高論文賞 | Estimation of baroclinic tide energy available for deep ocean mixing based on three-dimensional global numerical simulations. J. O., 67(4), 493-502, 2011. 丹羽淑博 (東京大学大学院理学系研究科) |
Biogeochemical evidence of large diapycnal diffusivity associated with the subtropical mode water of the North Pacific. J. O., 67(1), 505-512, 2011. 鋤柄千穂 (名古屋大学地球水循環研究センター) |
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奨励論文賞 | Observations of turbulence under weakly and highly stratified conditions in the Ariake Sea. J.O., 68(3), 369-386, 2012. 堤 英輔 (愛媛大学沿岸環境科学研究センター) |
Community structure of ammonia-oxidizing marine archaea differs by depth of collection and temperature of cultivation. J.O., 67(6), 739-745, 2011. 伊地知 稔 (東京大学大気海洋研究所) |
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2012年度 | |
学会賞 | 亜寒帯北太平洋における動物プランクトンを中心とした低次生態系の動態に関する研究 津田 敦 (東京大学大気海洋研究所) |
岡田賞 | 北太平洋中層水の形成・構造と変動に関する観測的研究 纐纈慎也 (海洋研究開発機構地球環境変動領域) |
西部北太平洋と北極海の珪質植物プランクトン群集と古海洋環境復元に関する研究 小野寺丈尚太郎 (海洋研究開発機構地球環境変動領域) |
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宇田賞 | 沿岸海洋過程研究への国際的・学際的貢献 柳 哲雄 (九州大学応用力学研究所) |
衛星データを活用した海洋物質循環研究への貢献 才野敏郎 (海洋研究開発機構地球環境変動領域) |
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環境科学賞 | 有明海における環境変異の機構解明に関する研究と再生に向けた社会活動 速水祐一 (佐賀大学低平地沿岸海域研究センター) |
日高論文賞 | Estimates of non-tidal exchange transport between the Sea of Okhotsk and the North Pacific. J.O., 66, 489-504, 2010. 勝又勝郎 (海洋研究開発機構地球環境変動領域) |
Estimating of gas transfer velocity using triple isotopes of dissolved oxygen. J.O., 66, 505-512, 2010. V.V.S.S. Sarma (National Institute for Oceanography, India) |
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奨励論文賞 | Characteristics of Observed Turbulent Mixing across the Antarctic Slope Front at 140E, East Antarctica. J. O., 66, 105-115, 2010. 平野大輔 (水産総合研究センター国際水産資源研究所) |
Lagrangian observation of phytoplankton dynamics at an artificially enriched subsurface water in Sagami Bay, Japan. J. O., 66, 801-813, 2010. 増田貴子 (東京大学大学院農学生命科学研究科) |
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2011年度 | |
学会賞 | 北太平洋中層水の形成・輸送・変質過程に関する研究 安田一郎 (東京大学大気海洋研究所) |
岡田賞 | 海洋生態系に関わる親潮・黒潮海域の水塊と変動に関する研究 伊藤幸彦(東京大学大気海洋研究所) |
北太平洋における古海洋環境復元研究 岡崎裕典(海洋研究開発機構地球環境変動領域) |
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宇田賞 | 海洋データ同化研究の展開と人材育成 淡路敏之(京都大学、海洋研究開発機構) |
環境科学賞 | 熱帯・亜熱帯沿岸域における物質循環を基礎とした沿岸環境保全に関わる研究とアウトリーチ活動 梅沢 有 (長崎大学水産学部) |
日高論文賞 | Seasonal and Interannual Variation of North Pacific Subtropical Mode Water in 2003-2006. J.O., 65, 151-164, 2009. 岡 英太郎(東京大学大気海洋研究所) |
Possibility of Recent Changes in Vertical Distribution and Size Composition of Chlorophyll-a in the Western North Pacific Region. J.O., 65, 179-186, 2009. 石田 洋(株式会社環境総合テクノス) |
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奨励論文賞 | Bathymetric Influences of the Emperor Seamounts upon the Subarctic Gyre of the North Pacific: Examining Boundary Current Dynamics along the Eastern Side of the Mountain Ridge with an Idealized Numerical Model. J.O., 66, 259-271, 2010. 和川 拓(水産総合研究センター東北区水産研究所) |
Iron deficiency in micro-sized diatoms in the Oyashio region of the western subarctic Pacific during spring. J.O., 66, 105-115, 2010. 齊藤(服部)愛(北海道大学大学院環境科学院) |