日本海洋学会 会員各位

広報委員会・教育問題研究会の上野洋路(北海道大学)です。
先週の総会で紹介致しました「海洋学に関する出前授業」に関して、学会員の
皆さまにお知らせしたく、メール差し上げました。

広報委員会では、教育問題研究会の協力の下、小中高校生を対象とした
海洋学に関する出前授業を実施することと致しました(本文書の最後に
提案書を添付していますので、詳細についてはそちらを御覧下さい)。
学会員の皆さまにおかれましては、講師にぜひ登録し、小中高校生に
海のおもしろさをお伝え頂ければと思います。

講師に登録して頂ける方は、4月中旬までを一つの目安にdemae@jos-edu.com
に以下の情報を連絡して頂ければ幸いです(講師登録は随時受け付けます)。
・ 氏名
・ 所属と所属機関の所在地(学生会員の方はその旨を明記して下さい)
・ 派遣可能な地域
・ 提供できる話題
・ 対象(小学校・中学校・高等学校・中等教育学校、特別支援学校)
・ 必要物品(もしあれば)
・ プロフィール(任意)

上記情報(特に話題・プロフィール)の書き方に関しては、本事業を行うに
あたって参考にさせて頂いた日本地球化学会の講師情報
http://www.geochem.jp/qanda/haken_zenkoku2.html#list
を参考にして頂ければ幸いです。
プロフィールに関しては、自身のウェブサイト・所属機関の研究者紹介サイトへの
リンク、また、卒業した小中高校の情報なども依頼元の参考になると思います。

学生会員の皆さんにおかれましても、積極的な登録をお待ちしております。

なお、現段階では、小中高校が海洋学会に申し込むという形を想定しております。
JST主催の理科ねっとわーく(https://www.rikanet.jst.go.jp)などを通じて、
事業の宣伝を行う予定ですが、他に良い宣伝先がありましたらお知らせ下さい。
海洋学会から個別の小中高校への積極的なコンタクトに関しては、担当者や
広報委員会で今後検討してゆきたいと考えています。

出前授業講師派遣事業のウェブサイトが完成しましたら再度連絡差し上げます。
(現段階では何も作成しておりません)

なお、本事業を行うにあたって、地球化学会の同事業を参考にさせて頂きました。
海洋学会の皆さんにとっても、出前授業のイメージをつかむのに参考になると
思いますので、東京大学海洋アライアンスとともにウェブサイトを紹介します。
日本地球化学会 講師派遣事業
http://www.geochem.jp/qanda/index.html
東京大学海洋アライアンス 出前授業
http://www.oa.u-tokyo.ac.jp/demae/

ーーーーー参考:2016年度 日本海洋学会 通常総会 配布資料ーーーーー
日本海洋学会 講師派遣事業 提案書
2016年3月
広報委員会 教育問題研究会 上野洋路
教育問題研究会 藤井直紀・森岡優志

1.趣旨(webで公開)
小学校・中学校・高等学校に海洋学会員を講師として派遣、最先端の海洋学のおもしろさを伝えることにより、気候や生態系の変動や災害など、その理解がますます重要になっている海の魅力をより多くの若者に知ってもらう。また、多くの日本人にとって身近な存在である海をきっかけに、小中高校生に理科のおもしろさをより感じてもらう。

2.派遣講師の募集
学会MLを通じて、派遣講師の募集を行う。教育問題研究会員に限らず、広く募集。学生会員もOKとするが、ウェブに学生会員であることを明記する。

3.派遣講師の登録・ウェブへの掲載
以下の情報を派遣登録希望の会員から受け取り、ウェブに掲載する。講師からの情報変更希望は随時受け付ける。
・ 氏名
・ 所属(新規登録時のみ。登録後はResearchmapから情報を引き出す)
・ 派遣可能な地域
・ 提供出来る話題のタイトル
・ 対象(小学校・中学校・高等学校)
・ 必要物品
講師分類は、(1)講師の所属地域、(2)講師の派遣可能地域、の2通り行う。

4.講師派遣事業の窓口
講師派遣事業の窓口となるメールアドレスを取得する。派遣講師の登録、派遣依頼の受領をそのメールアドレスで行う。なお、そのメールアドレスに送信されたメールは、3名の担当者(後述)に配信されるように設定する。

5.講師の派遣旅費
すべて依頼者負担とする。

6.派遣依頼への対応
派遣講師担当者(3名)が、担当エリアの派遣希望に対応する。まず、依頼元に対し、
・ 派遣依頼の受領の確認
・ 旅費は依頼者負担であることの確認
・ 実施希望日(第1〜3希望)の確認
を行う。次に、担当講師に、出張可能かどうかを問い合わせる。
出張可能な場合:依頼元に担当講師の連絡先を伝え、依頼元と担当講師で具体的日程、旅費(謝金)、派遣に際して必要な文書などに関する調整を行ってもらう。調整後、講師から、確定した日時、講義タイトルなどを担当者に連絡してもらう。日程調整がうまくいかなかった場合についても、講師から連絡してもらう。
出張不可能な場合:依頼元にその旨を伝え、他の講師への依頼を希望するか確認する。他の講師を希望する場合、上記と同様のプロセスを進める。

7.派遣後の対応
講義が終了したら、担当講師に簡単な報告をお願いする(内部資料用:学年・人数(大まかでもOK)・クラス単位なのか、学年単位なのか・出張、授業実施に関して特筆すべき点など)。また、講師派遣事業HPに以下の実績情報を掲載する。
・ 都道府県
・ 学校名
・ 授業タイトル
・ 講師名
・ 派遣年月日

8.講師の負担軽減策
1人の講師の派遣は原則年度に1度とするが、講師からの希望があれば2度以上派遣できることとする。

9.講師派遣事業の広報
・ 海洋学会HPに情報を掲載
・ 理科ねっとわーく(JSTが運営http://www.rikanet.jst.go.jp/)のメールマガジンに講師派遣事業の紹介記事の掲載を依頼する。
依頼先:理科ねっとわーく サポートデスク(support@rikanet.jst.go.jp)

10.講師の所属機関・他学会の出前講義との重複
所属機関:海洋学会の講師派遣事業を通じて依頼を受けた講師が、その所属機関においても同内容の講師派遣事業を実施している場合、講師が希望すれば、(1)所属機関と共催、(2)所属機関が主催して海洋学会が後援、などとすることも可能とする。
  なお、日本海洋学会の講師派遣事業HPに掲載する各講師の授業紹介欄に、講師の所属機関で行われている講師派遣事業HPのリンクを貼ることで、申し込み窓口を所属機関とすることも可能とする(東大海洋アライアンスに関しては、本方式(HPリンク方式:講師の同意が前提)で共催とする方向で調整中)

他学会:海洋学会の講師派遣事業を通じて依頼を受けた講師が、他学会においても同内容の講師派遣事業を実施している場合、講師が希望すれば、他学会との共催とすることも可能とする。

12.担当者
上野洋路(広報委員会・教育問題研究会) 北海道・東北地区担当
藤井直紀(教育問題研究会)Web担当。中国・四国・九州・沖縄地区担当
森岡優志(教育問題研究会)上記以外の地区担当

本提案書を作成するにあたり、地球化学会の講師派遣事業のウェブサイト・マニュアルを参考にさせて頂きました。
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上野洋路 (Ueno Hiromichi)
北海道大学 大学院水産科学研究院
海洋生物資源科学部門 海洋環境科学分野
〒041-8611 函館市港町3-1-1 Tel/Fax: 0138-40-8874
e-mail: ueno@fish.hokudai.ac.jp

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