2005年1月
2005年5月一部改訂
日本海洋学会会員各位
日本海洋学会

2004年9月に開催された臨時総会において,2005年4月からの会則改正が承認されました。これに伴い,通常会員と団体会員の会費年額が改定されます。また外国会員の区分は廃止され,居住地にかかわらず通常会員または学生会員となります。

ただし,65歳以上の通常会員の会費年額は据え置くことが,今度の3月の評議員会ならびに通常総会で提案される予定です(4月から適用)。

65歳以上会員の会費年額据え置きは可決されました。(2005年5月20日追記)

2005年度の会費請求額は次の通りです(請求は3月の予定です)。

通常会員 11,000円
(2005年4月1日現在で満65歳以上の方は8,000円)
学生会員  6,000円
団体会員 24,000円
賛助会員 40,000円以上
特別会員  3,000円

会員の皆様へ

会長 今脇資郎  

学会の会費は1990年に現在の額に改定されて以来据え置かれてきました。この間,皆様のご協力で順調な学会運営を続けてきましたが,ここ数年は学会誌の内容充実等もあって諸経費は増加しています。幸い日本学術振興会からの科研費(研究成果公開促進費)が継続して交付されていますが,学会の財政は決して健全とは言えない状態になっていました。

学会としては全ての支出項目を洗い直して経費縮減に努めてきましたが,昨年度は別途積立金を,さらに今年度はついに学会基本金の一部を予算に繰り入れざるを得ない事態となりました。その矢先の2004年8月に,学会事務を委託していた(財)日本学会事務センターが破産し,500万円に上る損金が出てしまいました。このため先日の松山での秋季大会において臨時総会を開催し,万やむを得ないものとして会費年額の改定を認めていただきました。15年振りの値上げとなります。今回の値上げの理由は二つあります。一つは,現在の慢性的な赤字体質から脱却するためです。もう一つは,昨年度,緊急避難として行った別途積立金からの繰入(300万円)と,今年度予定している学会基本金からの繰入(500万円程度)を,なるべく早く返済し,これからも起こるかもしれない緊急事態に対処するための基金を確保するためです。会員の皆様のご理解をお願いします。

以上が先の臨時総会で認めていただいた内容ですが,実はその後の検討の結果,第一線から退かれている方が多いシニアの会員の方々には,今回の財政事情に起因する会費値上げをお願いすべきではないということになり,今度の3月の評議員会と通常総会で,65歳以上の通常会員の会費は据え置くことが提案される予定です。これについても,ご理解をお願いします。

今後は学会運営の一層の効率化を計りつつ,早期の財政再建に努めて参ります。その一方で,学会の諸活動をさらに充実させるとともに,国内・国外の会員にとってより利便性の高い有用な学会であるべく努力を続ける所存です。海洋学コミュニティーにおける,日本海洋学会の機能をさらに充実させるために,引続き,会員の皆様のご理解とご支援をお願いいたします。