3月21日〜22日の2日間、東京海洋大学品川キャンパスにおいて海洋学会が主催・共催となる4つのシンポジウムが開催されます。詳細が整いましたので改めてお知らせします。是非ご参加下さい。

海洋生物学シンポジウム
http://kaiyo-gakkai.jp/jos/archives/jos_announce/5425
 日時: 2017 年3 月21 日から22 日
 会場: 東京海洋大学品川キャンパス2 号館100 A 室
 発表申し込み・要旨送付締め切り: 2017 年01 月31 日

水産海洋シンポジウム
http://www.jsfo.jp/sympo/index.html
 「水産・海洋分野におけるモニタリングのこれから
    −ニーズや手法の拡大と統合的な体制の構築へ向けて」
日時: 2017年3月22日(水)09:30〜15:50
 会場: 東京海洋大学楽水会館大会議室
 主催: 一般社団法人水産海洋学会,日本海洋学会

2017年度日本プランクトン学会春季シンポジウム
http://www.plankton.jp/sub08_28.html
「ゼラチン質動物プランクトンの世界」
日時: 2017年3月21日(火)
会場: 東京海洋大学 品川キャンパス 白鷹館
 主催: 日本プランクトン学会
共催: 日本海洋学会

沿岸海洋シンポジウム
 「沿岸海域の低次生物生産と生元素の動態」
 日時:2017年3月22日(13:00〜17:00)
 会場: 東京海洋大学品川キャンパス2 号館100 A 室
  主催:日本海洋学会沿岸海洋研究会
 コンビーナ:多田 邦尚・一見 和彦
趣旨
「沿岸海域」という言葉に明確な定義はなく、そこには干満周期により干出する干潟のような極浅海域から、水深数mの潮下帯や藻場、さらに水深が数十mの沖合域まで様々なゾーンが含まれている。これら各々の環境特性と、そこで展開される低次栄養段階の生物活動やそれにまつわる生元素の動態は全く異なっており、「沿岸海域」としてひとまとめにして考えることはできない。しかし、このことが、沿岸海洋研究の奥深さであり、魅力でもある。
本シンポジウムでは、それぞれのゾーンの特性を再確認しながら、干潟、藻場、および沖合域について、精力的に研究を展開されている研究者にご講演頂き、その現状と課題、さらにはその将来を語って頂く。本シンポジウムを通して、多様な沿岸海域環境やその場の低次生物生産とそれにまつわる生元素の動態について現在の研究動向を概観し、これまで何が明らかにされて、何が未だ明らかにされていないのかを再確認したい。さらに今後どのような研究が重要となるのか、沿岸海洋研究の将来についても議論する場としたい。

プログラム
会長挨拶(13:00〜13:10): 門谷 茂(北大院環境)
趣旨説明(13:10〜13:20): 多田 邦尚(香川大農)

座長:多田 邦尚 
13:20〜13:45 干潟域における一次生産と無機化過程
  一見 和彦(香川大農)
13:45〜14:10 沿岸域の優占生物群である二枚貝類の二次生産研究の現状と課題
  小森田 智大(熊本県大環境共生)
14:10〜14:35 アマモ場における各種微細藻類群集の時空間分布とその意義  
  辻 泰世・門谷 茂(北大院環境)
14:35〜15:00 海草藻場における炭素循環              
  渡辺 謙太・所 立樹・茂木 博匡(港空研)・門谷 茂(北大院環境)・桑江 朝比呂(港空研)

座長:一見 和彦
15:15〜15:40 瀬戸内海における栄養塩の減少とその要因
  阿保 勝之(FRA瀬戸内水研)
15:40〜16:05 沿岸海域における栄養塩濃度決定要因と堆積物
  多田 邦尚(香川大農)
16:05〜16:30 沿岸域における堆積物からの栄養塩溶出
  徳永 貴久(FRA西水研)

16:30〜17:00 総合討論