九州大学大学院教授の高橋 孝三会員が、第3回海洋立国推進功労者表彰(内閣
総理大臣賞)を受賞されました。
表彰対象となった功績の概要は以下の通りです。

【海洋に関する顕著な功績分野(海洋に関する科学技術振興部門)「海洋にお
ける気候変動研究」】
地球温暖化に拘るプロセスの理解を深める上で、重要海域のベーリング海およ
び北太平洋亜寒帯中部海域において、長期時系列沈降粒子フラックスを測定し
炭素循環の解明に貢献した。2009年7-9月に実行されたIODP統合国際深海掘削
計画エクスペディション323ベーリング海古海洋復元の共同作業では、気候変
動の仕組みを理解する上で重要な海氷の発達史を世界14カ国の乗船科学者と共
に解明。これらはベーリング海環境変動のこれからの詳細研究の基となる。ま
た、IODP-MI統合国際深海掘削計画管理機構理事として世界のIODP掘削科学進
展に大きく貢献した。

表彰式は「海の日」に先立ち、2010年7月16日(金曜日)に国土交通大臣室で
行われました。

詳細は以下に掲示されています:
第3回海洋立国推進功労者表彰(内閣総理大臣賞)受賞者決定:
https://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji09_hh_000029.html