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独立行政法人国立高等専門学校機構 大島商船高等専門学校
教員(商船学科・航海)公募要項

1.職名・人員 教授、准教授、講師又は助教・1名

2.所属学科 商船学科

3.担当科目 航海学に関する講義、海事実務、実験実習、卒業研究、専攻科特別実験・演習、専攻科特別研究(海事英語に関する講義、練習船搭載の気象海象観測・無線機器を用いた教育・研究を行える方を希望)

4.応募資格 以下の(1)~(3)のいずれかを満たし、かつ、(4)を満たす方。また、(5)の条件を満たす方が望ましい。

(1) 博士の学位を有する方、又は採用までに取得見込みの方

(2) 修士の学位を有する方、又は採用までに取得見込みの方で採用後3年以内に博士の学位取得が見込まれる方

(3) 学士以上の学位を有する方で次のいずれかを満たし、かつ、将来的に博士の学位取得を目指す熱意のある方
1二級海技士(航海)以上の資格を有する方
2海技教育機関での専門科目の教育経験を有する方

(4) 高等専門学校の教育・研究及び学生指導(資格取得指導、クラス担任、クラブ指導、生活指導等)に熱意を持って取り組める方

(5) 三級海技士(航海)以上の資格を有する方

5.応募締切日 令和2年10月30日(金)(必着)

6.採用予定日 令和3年4月1日

7.提出書類

(1) 履歴書(氏名は本人自筆、写真貼付)(第1号様式)

(2) 教育研究業績書(第2号様式)

(3) 主要な著書、論文等のコピー(A4判)(3編以内)

(4) 教育活動・研究活動・学会及び社会的活動について(第3号様式)

(5) 高専における教育(教育・学生指導)と研究に関する見解と抱負(第4号様式)

(6) 本人について照会可能な方2名の所属・氏名・連絡先

(7) 博士の学位を有しない方は学位取得までの計画書(任意様式)(応募資格(3)の方については5年以内の取得計画とすること。)

(8) 海技免許を取得している者は免許状の写し

※提出書類(1)、(2)、(4)、(5)の各様式については、本校ホームページ
(http://www.oshima-k.ac.jp/other/saiyou.html)からダウンロードして
作成願います。

8.選考方法

(1) 一次選考 書類審査 (11月上旬予定)

(2) 二次選考 面接及び模擬授業(11月中~下旬予定)

※書類審査合格者に実施日時等を直接連絡します。
二次選考に係る旅費・宿泊費等は応募者本人の負担となります。

9.書類提出先 〒742-2193 山口県大島郡周防大島町大字小松1091-1 大島商船高等専門学校総務課人事係

「教員応募書類・商船学科(航海)」と朱書のうえ、「簡易書留」で郵送してください。

10.問合せ先 商船学科長 千葉 元

TEL:0820-74-5613(E-mail:chiba(アットマーク)oshima-k.ac.jp)

学校概要についてはURL(http://www.oshima-k.ac.jp)をご覧ください。

11.その他

(1) 大島商船高等専門学校では、男女共同参画を推進しています。本公募では、業績(教育・研究業績、社会貢献、人物を含む)の評価において同等と認められた場合は女性を優先的に採用します。

(2) 提出書類は返却いたしません。応募者の個人情報は、本選考以外の目的に使用することはありません。

(3) 応募者が3名に達しないときは、再募集を行うことがあります。

大島商船高専の教員が携わる校務内容の概略

高専は、その教育目標や学生の年齢層(本科:15~21歳、専攻科:20~23歳)の幅広さなどから、大学や高等学校とは本質的に異なる点があります。高専の教員は、教育、研究、学生の生活指導などの全てに対して情熱を持って積極的に努力する姿勢が求められます。ここでは、大島商船高専教員の校務について、認識をさらに深めていただくために、その主なものを記します。

(1)授業

教員の担当授業時数は、各学科においては本科における講義が週約6~8時間、実験実習や卒業研究などが週約12~14時間、一般科目においては本科における講義が週約14時間です。さらに、専攻科の講義や実験実習などがこれに加わります。定期試験は年4回あり、前期末と学年末には成績不振学生に対する特別指導など、全員の進級を目指して指導します。実験実習科目では、実験指導とレポート作成指導が重要です。商船学科では、練習船実習での指導もします。また、教員相互に行う授業観察や年度末などに行う学生による授業評価などを通して、教育方法の改善に継続的に取り組むことが求められています。

(2)卒業研究・特別研究指導

卒業研究は、本科における教育の集大成として非常に重要な役割を持ち、また、教員と学生の密接なつながりの中で成り立つ科目ですので、よりいっそう教員の指導力が要求されます。教員一人あたり2~5名の学生を指導します。また、教員一人あたり1~3名の専攻科学生を担当し特別研究指導を行います。さらに、研究成果をベースに学位授与機構への申請手続きなども、担当教員が指導します。

(3)研究

高専の教員は、教育面や学校運営への参画のみならず、研究面での業績も求められます。研究に対する意欲的な姿勢と成果が学校全体の教育研究面の活性化を促し、さらには地域社会への貢献につながることが期待されています。また、科学研究費に関しては、全教員に申請をお願いしています。

(4)学級担任

学級担任は、一学級40人程度の学生への勉学や生活指導など、学生生活全般にわたるきめ細かな指導が強く求められます。例えば、高等学校と同様に、毎日、教室清掃の指導がありますし、商船祭やクラスマッチなど各種行事での指導、学生への個人面接や保護者との懇談なども重要な職務となっています。また、学外実習の指導、見学旅行の引率指導、就職・進学の進路指導(キャリア教育・インターンシップを含む)を行います。

(5)各種委員会・会議

本校には、教務委員会、厚生補導委員会、寮務委員会をはじめ国際交流委員会、地域協力委員会等、各種の委員会があります。学級担任との兼務あるいは複数の委員会に所属することもあります。委員会に所属した場合には、多岐にわたる仕事をこなすことが求められます。また、学生の教育・生活指導は、教務主事、学生主事、寮務主事のもと、それぞれの主事室メンバーが中心となって行っており、例えば、寮務主事室メンバーは週一度程度の宿直に加えて、学寮内の巡回、寮生の日常生活の指導、寮での各種行事の指導などを行います。その他、定期的に学科会議や教員会議等が行われます。情報交換や学校運営に対する意見の集約等を行う重要なものとなっています。

(6)クラブ顧問

クラブ顧問としての日常的な指導をはじめ、運動系の場合には、高専体育大会(地区大会・全国大会)の運営や高体連などの各種大会および練習試合の引率、合宿時の指導などがあります。

(7)学寮の宿日直

本校では、原則として全教員に学寮の宿直と日直(日直は土・日・祝日のみ)が割り当てられます。寮務主事室メンバー以外は月一度程度の割り当てですが、女子寮も設置されており女性教員による宿直もあります。250名近い男女寮生を指導するこの職務は、本校教員の重要な教育業務の一つです。

(8)社会貢献

本校では、共同研究、受託研究、公開講座、出前講座など様々な形で地域連携活動を展開しています。地域社会からも様々な形で本校に対する要望が寄せられます。地域連携活動が学生教育へ及ぼす効果に加え、地域に根ざした高専としての存在価値を高めるためにも、高専教員には積極的に地域社会に対して貢献する姿勢が要求されます。