日本海洋学会 編

本体2800円 (ISBN4-06-155212-0)

2001年9月10発行 講談社

本の内容

第一章 将来予測は過去の海から
過去の気候変化と海底堆積物 (東大・多田 隆治)

小さな化石が語る過去の海 (高知大・安田 尚登)

雄弁な語り部,同位体とバイオマーカー (北大・中塚 武)

大気CO2が少なかった氷期の海 (東大・野崎 義行)

サンゴ礁は語る (地調・鈴木 敦)
第二章 海洋が支配している地球環境変化
海洋の実体をさぐり,気候予測能力を向上させる海洋モニタリング (東北大・須賀利雄)

エルニーニョ:その理解と予測 (東大・升本 順夫)

日本の気候変動と中高緯度の大気・海洋変動 (北大・見延 庄士郎)

黒潮予測と水産資源の変動 (九大・内田 裕,東大・安田 一郎)

モデルによる地球温暖化予測 (北大・山中 康裕)
第三章 海洋の炭素サイクルと地球環境
炭素はめぐる (東大・植松 光夫)

二酸化炭素を吸う海と吐き出す海 (国立環境研・野尻 幸宏)

マリンスノーを捉まえる話 — 活躍するセジメントトラップ (地調・川幡 穂高)

大気・海洋・海底にひそむメタンガス (北大・角皆 潤)

海洋の微量元素の意外な出番 (京大・宗林 由樹)

第四章 海洋生態系と地球環境変動の相互作用
沿岸環境変動と植物プランクトン,一次生産の相互作用 (広島大・山本 民次)

海洋環境変動と動物プランクトン,魚類生産構造の相互作用 (地球フ・田所 和明)

沿岸海洋の富栄養化と赤潮の拡大 (京大・今井 一郎)

海洋生態系と有害化学物質環境ホルモン (愛媛大・岩田 久人)

紫外線増大による海洋生物への影響と生態系の変化 (北水研・斎藤 宏明)

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