会員の皆様におかれましては,平素から学会活動にご協力頂きまして,誠に有難うございます。

さて,繰返しのご案内になりますが,本学会の英文誌「Journal of Oceanography (JO)」は,2011年から(Vol.67, No.1),Springer Japan社を出版社とする新しい刊行体制に変わり,個人会員向けには原則として電子ジャーナル版を提供することになりました。会員の皆様には,オンライン購読のためのアクセス権を付与します。この措置により,すでに電子化が済んでおります「海の研究」とあわせ,本学会の刊行する学術雑誌2誌は電子ジャーナル化され,今回お届けしましたJO Vol.66, No.6と,海の研究19巻6号が,個人会員の皆様に送付する最後の冊子体となります。

 学会とSpringer Japan社との契約は,電子ジャーナル版の発行が基本であり,冊子体の発行はオプション扱いになります.すなわち,冊子体の作成には,別途,部数に応じて経費が生じます。これは印刷経費ではなく,冊子体の「購入費用」です。学会では,経費節減のため,これまでどおり冊子体での提供が必要な団体会員,賛助会員,献本等の部数と,若干の予備部数のみしか契約しておりません。したがいまして,個人会員の皆様には,特別な事情がない限り,電子ジャーナル版での購読を強くお願いします。

 一方,すでに電子化に移行した「海の研究」に関しては,これまで個人会員に対しても,希望があれば特段制限を設けずに冊子体の提供を行っておりました。しかし,その数は漸増傾向にあり,このまま増加が進むと印刷経費や送料がかさみ,学会の財政圧迫が危惧されるばかりではなく,電子ジャーナル化の意義自体が低下してしまうことも懸念されます。したがいまして,海の研究につきましても,JOの電子ジャーナル化と足並みをそろえ,2011年より個人会員への冊子体の送付は原則として行わない方針としました。なお,「海の研究」は,学術論文以外の寄稿文や様々な情報,学会記事を掲載することで,学会内の情報誌としての機能も果たしてきました。そこで,幹事会では,これまでの記事に加え,その他,研究トピックス等も紹介する「ニュースレター」を発行し,会員の皆様への情報提供の向上を図ることを計画しています。この「ニュースレター」は,印刷物として会員全員へ配布します。現在,来年前半中の発行を目指し,準備を進めているところです。この措置により,「海の研究」は,和文による学術論文と総説のみが掲載される純粋な学術誌となる予定です。

 個人会員の皆様には,以上の状況を十分ご理解いただき,2011年からの「JO」と「海の研究」の電子版による購読切り替にご協力下さいますよう,お願い申し上げます。JOの電子版購読に関する手続きにつきましては,年内に,学会MLなどを通じて順次ご案内する予定です。なお,事情により(物理的に電子版を購読できない環境にある等),電子媒体での配布で不都合のある方は,12月10日(金)までに,学会事務局宛にその旨お知らせ下さい(裏面参照。9月に実施した事前アンケートにご回答頂いた方も,お手数ですが改めて申請下さい)。また,電子版購読可能な会員による冊子体の提供希望も受付しますが,その場合有償となることを予めご承知おき下さい。

                               2011年11月26日

                               日本海洋学会

                                 会長   小池 勲夫

電子媒体での配布で不都合のある方は,12月10日(金)までに,学会事務局宛に下記内容をお知らせ下さい。9月に実施した事前アンケートにご回答頂いた方も,お手数ですが改めて申請下さい。

 ① 氏名・所属,または,自宅住所

 ② 必要な冊子体(JO,海の研究,両方)

 ③ 冊子体が必要な理由

 宛先: 日本海洋学会事務局

     〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル9F

     (株)毎日学術フォーラム内

     Tel: 03-6267-4550  Fax: 03-6267-4555  E-mail: jos@mycom.co.jp

    ※ Fax,郵便,メール,何れでも結構です。